第2回 ビットコインって結局何者?

第2回 ビットコインって結局何者?

公開日

暗号資産?
よくわかんないけど怖い。
なんか難しそう。

そんな印象を持っている方もまだまだたくさんいると思います。

この連載では、暗号資産企業に勤める『中の人』がお客様の目線で「暗号資産の投資体験」をすることで、改めて暗号資産の疑問や不安と向き合い、解消していくことを目指します。

今回は、「暗号資産って結局何者なの?」というテーマでまとめていきたいと思います。
最初の印象は、気難しくて、とっつきにくくて、あんまり仲良くなれなさそうなタイプでした。
でも少し話してみたら、意外な過去が見えてきました。

1.ビットコインは課題解決のために生まれた

最初に生まれた暗号資産はビットコイン(BTC)。
暗号資産と関わりがない人でも、名前は知っているくらい、今日ではメジャーですね。

そもそもビットコインはなぜ生まれたのでしょうか。

それは、中央集権型のシステムが抱える
「データを紛失してしまうリスク」
「管理者が誤った情報を記録してしまうリスク」
を解消するためでした。

どちらも、身近に感じる課題ですよね。
課題解決のために生まれ、2009年に公開されたビットコインは、最初は価値がありませんでしたが、価格が付き、取引所ができ、投機的な動きにより、急激に広まりました。

特に自国通貨が信用できない国や、インフラ整備がされずに銀行口座を開設できないような人がいる国では、「誰にでも使える」「自己の資産を守るための手段」として広まっていきました。
逆に言うと、日本のようにインフラ等が整備されている国では広まりにくい、と言えますね。

ビットコインは通貨や支払い手段としての地位を確立することを目指していますが、FXや株、金等と似て、「保存用のお宝」な側面が強いのが現状です。

2. ビットコインって何がすごいの?

最近はビットコインの価格がニュースになる機会も増えてきました。

ここ数か月、価格は変動していますが、公開当初は無価値だったものが、20年もたたずに200兆円(日本の国家予算の約2倍近い金額!)に到達しているなんて、誰が想像できたのでしょうか。

こんなにお金が集まるビットコインのすごさは、どうやらその「仕組み」にあるみたいです。

そもそも「お金」の役割って?

仕組みに触れる前に、まず「お金」について整理してみます。お金は、以下の3つの役割をパッケージ化したものです。

お金の3大役割
  • 尺度: モノの価値を測る「ものさし」
  • 交換: 欲しいものを手に入れる「チケット」
  • 保存: 価値を貯めておける「タイムカプセル」

デジタルでお金の役割(特にコピーできないことや、勝手に増やせないこと)を正しく機能させるには、以下の4つの条件が必要になります。

  • システムが壊れないこと
  • データが消えないこと
  • お金のコピー(偽造)が作れないこと
  • 取引が不正に操作されないこと

これらをすべてテクノロジーで叶えたのが、ビットコインのすごさです。ここで「法定通貨」と比較してみると、その違いがハッキリします。

法定通貨(円やドル)
  • 管理: 国や中央銀行が管理する
  • 実体: 紙幣や硬貨として実在する
  • 保証: 「発行体(国)」への信頼が価値
暗号資産(ビットコイン)
  • 管理: 特定の管理者がいない(自律的)
  • 実体: 実在せず、データのみで存在
  • 保証: 「仕組み(技術)」への信頼が価値

現代の日本で暮らしていると、国や銀行を疑う機会は少ないですが、暗号資産は「特定の誰か」を信じるのではなく、「改ざんできない仕組みそのもの」を価値の根拠にしています。

この「信じる対象の違い」こそが、私たちが暗号資産に対して感じる「怖さ」や「難しさ」の正体なのかもしれません。

3.ビットコインの仕組み

さて、仕組みそのものが価値の源泉になっちゃうって、どんだけすごい仕組みなんでしょうか。

ビットコインが「お金の役割を果たすための仕組み」を、できるだけ専門用語を使わずに簡単にまとめてみました。

■指名された人だけが操作できる
自分の「秘密鍵(自分だけの印鑑)」を使って、送金データにデジタルの署名をする仕組み。
「持ち主本人しか動かせない」という、お金として最も基本的な権利が数学的に守られている。

■管理者がいなくても正しい記録が残る
ネットワークに参加するコンピューター(ノード)たちが、互いに新しい取引をチェックする仕組み。
全員のノードが「これが正しいデータだ」と合意したものだけが記録されるため、データの改ざんが事実上不可能。

■すべての履歴が公開されている
過去から現在までのすべての取引履歴が、誰でも、いつでも、どこからでも閲覧できる仕組み。
誰がいくら持っていて、どこからどこへ送ったかが、匿名性は保ちつつも丸見えなので、二重払いなどの不正を隠す隙がない。

要するに、「悪いことができないように、世界中のコンピューターが24時間体制で監視カメラを回し続けている」みたいな状態ですね。

これらの仕組みがあることで、法定通貨ではない暗号資産が、お金の役割を果たすことを叶えています。

ビットコインのすごさ、ちょっとでも伝わりましたか?

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