- ステーキングでどのくらい報酬がもらえるか計算したい
- 受け取った報酬に税金がいくらかかるか知りたい
- 確定申告で何をすればいいか不安な方
- ステーキングをこれから始めようと検討している方
ステーキング報酬は「保有数量 × 年率 ÷ 365」で日次計算でき、受け取った時点の時価が雑所得として課税されます。この2点を押さえれば、運用計画も確定申告も迷わずに進められます。
ステーキングは、暗号資産を預けるだけで報酬が得られる注目の運用方法です。しかし「実際いくらもらえるの?」「税金はどう計算するの?」という疑問を持つ方が多いのも事実です。この記事では、報酬の計算式から税金の仕組み・確定申告の手順まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
ステーキング報酬とは?まず仕組みを理解しよう
ステーキングとは、保有している暗号資産をブロックチェーンネットワークに預け入れることで、その貢献の対価として報酬を得る仕組みです。銀行預金の利息や株式の配当金に近いイメージですが、税制上の扱いは大きく異なります。
ステーキングが可能なのは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)やデリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)などのコンセンサスアルゴリズムを採用している暗号資産です。ビットコイン(BTC)はPoWを採用しているため、ステーキングの対象外となります。
ステーキングの主なメリットは「保有するだけで報酬が得られる」点。一方、ステーキング中は暗号資産をロックする必要があるため、その期間は売却・送金ができない点がデメリットです。
ステーキングの仕組みについては、CoinTradeの解説ページでも詳しく紹介しています。
運用報酬の計算方法:いくらもらえるか試算しよう
ステーキング報酬の基本的な計算式は以下の通りです。取引所によって日次・月次など付与タイミングは異なりますが、計算の考え方は共通です。
1ヶ月あたりの報酬 = 保有数量 × 年率 ÷ 12
年間報酬(単利) = 保有数量 × 年率
日次・月次・年次それぞれの計算例
具体的な数値で確認してみましょう。ETHを10枚保有し、年率3%でステーキングした場合の試算です。
| 計算期間 | 計算式 | 報酬(ETH) |
|---|---|---|
| 1日 | 10 × 3% ÷ 365 | ≒ 0.00082 ETH |
| 1ヶ月 | 10 × 3% ÷ 12 | ≒ 0.025 ETH |
| 1年(単利) | 10 × 3% | 0.3 ETH |
年率は市場状況やネットワークのステーキング参加状況によって変動します。上記はあくまで試算の参考値であり、将来の報酬を保証するものではありません。
CoinTrade Stakeでの報酬シミュレーション例
CoinTrade Stakeでは、最大年率13.5%(※2026年5月20日現在。変動あり)のプランも提供しています。例えばコスモス(ATOM)を想定年率13.5%でステーキングした場合、100ATOMを預け入れると年間約13.5ATOMの報酬が期待できます。
さらに、CoinTrade Stakeでは報酬を自動的に元本に組み込む複利運用も可能です。複利の場合、長期運用になるほど「雪だるま式」に報酬が増えていきます。
単利は元本に対してのみ報酬が計算されます。複利は毎回の報酬が元本に加算されるため、長期運用ほど単利との差が大きくなります。CoinTrade Stakeは複利運用に対応しています。
報酬の税金計算:受け取ったときに何が起きるか
ステーキング報酬を受け取ったとき、日本円に換金していなくても税金が発生します。これは多くの方が誤解しているポイントです。
国税庁の案内によると、暗号資産で得た報酬は受け取った時点の時価で雑所得として課税されます。ステーキング報酬も同様の取り扱いです。
「まだ売っていないから課税されない」は誤りです。暗号資産の報酬は、受け取った瞬間に経済的利益が確定しているため、その時点で課税対象となります。
雑所得の計算式と具体例
必要経費として計上できるのは、主に取引手数料や通信費の一部です。ステーキングに使った暗号資産の購入代金は必要経費にはなりません。
【計算例】 1ETHのステーキング報酬を受け取り、受取時のETH価格が30万円だった場合:
売却時にも課税される?二重課税の誤解を解説
受け取ったステーキング報酬を後日売却した場合、取得時(受取時の時価)と売却時の差額が改めて課税対象になります。これは二重課税ではなく、それぞれ別の「所得が発生した時点」として処理されます。
| タイミング | 課税対象 | 所得区分 |
|---|---|---|
| 報酬受取時 | 受取時の時価(円換算額) | 雑所得 |
| 売却時 | 売却価格 − 受取時の時価 | 雑所得 |
税制の詳細や申告方法については、日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)のガイドラインや、税理士への相談もご活用ください。
年収別・税率シミュレーション
ステーキング報酬は「雑所得」として他の所得と合算して課税(総合課税)されます。所得税は5〜45%の累進課税で、住民税10%が加わります。年収が高いほど、報酬にかかる税率も上がります。
| 年収(給与) | ステーキング報酬 | 適用税率(目安) | 税額(目安) | 手取り(目安) |
|---|---|---|---|---|
| 400万円 | 30万円 | 20%(所得税10%+住民税10%) | 約6万円 | 約24万円 |
| 600万円 | 50万円 | 30%(所得税20%+住民税10%) | 約15万円 | 約35万円 |
| 800万円 | 50万円 | 33%(所得税23%+住民税10%) | 約16.5万円 | 約33.5万円 |
上記はあくまで目安の試算です。各種控除の適用状況によって実際の税額は異なります。正確な計算は税理士や税務署にご相談ください。
2026年3月に税制改正法案が成立し、暗号資産取引も株式投資と同じ「申告分離課税(一律20.315%)」へ移行することが決定しました。ただし、施行は2028年1月となる見込みです。2026年・2027年中のステーキング報酬については、引き続き本記事で解説している「総合課税」が適用されるためご注意ください。
また、確定申告の基本についてはCoinTradeコラム「確定申告やり方ガイド」もご参考ください。
確定申告の手順:ステーキング報酬の申告方法
ステーキング報酬は、給与所得者であっても年間20万円を超えた場合は原則として確定申告が必要です。また、医療費控除などで確定申告をする場合は、金額に関わらず申告が必要になる点に注意しましょう。
- ①取引履歴をダウンロードする:利用している取引所のマイページから年間取引履歴(CSVなど)をダウンロードします。
- ②受取時のレートで円換算する:各報酬の受取日時点のレートで日本円に換算します。取引所が提供するレート一覧を参考にしましょう。
- ③雑所得として申告する:確定申告書の「雑所得(その他)」欄に、報酬の合計金額を記入します。国税庁のe-Taxからオンライン申告も可能です。
暗号資産の税金については「確定申告が必要なケース(会社員向け)」の記事でもケース別に解説しています。
CoinTradeでステーキングを始める方法
CoinTrade Stakeは、アプリから簡単3ステップでステーキングを開始できるサービスです。金融庁に登録された暗号資産交換業者(関東財務局長00025号)として、安全・安心な運用環境を提供しています。
- ①口座開設:CoinTradeの無料口座開設ページからオンラインで完結。
- ②暗号資産を購入・入金:アプリから対象銘柄を購入、またはウォレットから入金します。
- ③ステーキング申請:CoinTrade Stakeから銘柄・数量・期間を選択して申請。翌々営業日19時から運用開始です。
全15銘柄に対応(2026年5月20日時点)。全銘柄が無期限運用に対応しており、報酬は手続き不要で自動的に口座へ反映されます。複利運用にも対応しています。
よくある質問(Q&A)
Qステーキング報酬は毎日もらえるのですか?
Q報酬を日本円に換えていなくても税金はかかりますか?
Qステーキング中に価格が下がったら損失は経費にできますか?
Q年間20万円以下の報酬なら確定申告は不要ですか?
QCoinTradeのステーキング報酬はどこで確認できますか?
まとめ
- ステーキング報酬の基本計算式は「保有数量 × 年率 ÷ 365」。日次・月次・年次で試算できる。
- CoinTrade Stakeは最大年率13.5%・全15銘柄対応(2026年5月20日時点、変動あり)で、複利運用も可能。
- 報酬は受取時の時価(円換算額)が雑所得として課税される。換金前でも課税対象。
- 年収が高いほど税率が上がるため、事前にシミュレーションしておくことが大切。
- 確定申告は取引履歴のダウンロード → 円換算 → 雑所得として申告、の3ステップで対応できる。
※本記事は2026年5月時点の情報であり、今後の法改正等により相違が生じることがあります。税金に関する最終判断は、税理士または税務署にご相談ください。
※暗号資産への投資はリスクを伴います。価格変動により元本を下回る可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
※年率はネットワークの状況に応じて変動する場合があり、記載の年率を保証するものではありません。