暗号資産は世界に数万種類以上存在しますが、それぞれ目的や仕組みが大きく異なります。この記事では、代表的な銘柄の特徴を3つの分類で整理し、初心者が銘柄を選ぶ際のポイントと購入後の運用方法までを分かりやすく解説します。
執筆:CoinTradeコラム編集部
※本記事は2026年5月25日時点の情報であり、今後の法改正等により相違が生じることがあります。
暗号資産とはどんなものか
暗号資産とは、インターネット上でやり取りされるデジタル資産の一種です。日本では「資金決済に関する法律」により、暗号資産の定義が定められています。
物品・役務提供の代価の弁済のために不特定の者に対して使用でき、かつ法定通貨と相互に交換できる財産的価値であって、電子的方法により記録され、電子情報処理組織を用いて移転できるもの(本邦通貨・外国通貨および通貨建資産を除く)。
出典: 資金決済に関する法律 第2条第5項(概要)多くの暗号資産はブロックチェーン技術を基盤としており、取引の記録が分散して管理されます。改ざんが困難な構造を持つため、透明性と信頼性に優れた仕組みとして注目されています。
日本国内では、金融庁に登録された暗号資産交換業者を通じてのみ、適法に売買ができます。登録業者の一覧は金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(PDF)で確認できます。また、業界団体である日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)が自主規制ルールを整備し、利用者保護の取り組みを推進しています。
暗号資産の種類は大きく3つに分かれる
世界に数万種類存在する暗号資産は、目的や技術的な役割によって大きく3つのカテゴリに整理できます。それぞれの特徴を理解することが、銘柄選びの第一歩です。
| 分類 | 主な役割 | 代表的な銘柄 |
|---|---|---|
| 決済・送金系 | 価値の保存・送金・支払い手段 | BTC・LTC・BCH・XRP |
| プラットフォーム系 | 分散型アプリ(DApps)の基盤 | ETH・SOL・ADA・DOT |
| ステーブルコイン | 法定通貨との価値連動・価格安定 | USDT・USDC |
決済・送金系
決済・送金系の暗号資産は、価値の保存や送金を主な目的としています。ビットコイン(BTC)はその代表格で、「デジタルゴールド」とも呼ばれます。発行上限が2,100万枚に設定されており、希少性が価値の裏付けの一つとされています。国境を越えた送金にも利用できます。
プラットフォーム系
プラットフォーム系の暗号資産は、分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトの実行基盤として機能します。イーサリアム(ETH)が先駆けとなり、現在ではDeFi(分散型金融)やNFT市場の多くがイーサリアムのネットワーク上で動いています。ソラナ(SOL)は高速処理と低手数料を強みとし、近年急速に利用が広がっています。
ステーブルコイン
ステーブルコインは米ドルなどの法定通貨と価値が連動するよう設計された暗号資産です。価格変動が小さいため、暗号資産取引の決済手段や資産の一時的な避難先として利用されます。ただし、日本国内の金融庁登録取引所では取り扱いが限られているケースもあるため、購入前に各取引所の対応状況を確認することをおすすめします。
代表的な銘柄と特徴一覧
ここでは、日本国内の取引所で購入できる主要銘柄の特徴を一覧で確認します。
★はCoinTradeで取引できる銘柄です。
| 銘柄 | 分類 | 主な特徴 | CoinTrade Stake対応 |
|---|---|---|---|
| ビットコイン(BTC)★ | 決済・送金系 | 最初の暗号資産。発行上限2,100万枚。 時価総額1位 |
非対応 |
| イーサリアム(ETH)★ | プラットフォーム系 | スマートコントラクト基盤。DeFi・NFTの中心 | 対応 |
| XRP(リップル)★ | 決済・送金系 | 高速送金(3〜5秒程度)・低コスト。 Ripple Payments経由で金融機関との連携実績あり |
非対応 |
| ソラナ(SOL)★ | プラットフォーム系 | 実測ベースで数千件規模の高速処理が可能。低手数料 | 対応 |
| カルダノ(ADA)★ | プラットフォーム系 | 査読済み論文に基づく設計。 世界初の査読済みPoSアルゴリズム(Ouroboros)採用 |
対応 |
| ポルカドット(DOT)★ | プラットフォーム系 | リレーチェーン+パラチェーン構造による複数ブロックチェーンの相互運用性 | 対応 |
上記のほか、ライトコイン(LTC)やビットコインキャッシュ(BCH)なども国内取引所で購入できる代表的な銘柄です。CoinTradeの販売所ページでは、取扱銘柄の一覧と最新の価格情報を確認できます。
ビットコイン(BTC)
2009年に誕生した最初の暗号資産です。発行上限が2,100万枚に設定されており、2026年1月時点で約95%がすでに発行済みです。残りの発行には100年以上かかるとされており、希少性が価値の根拠の一つとなっています。時価総額は暗号資産市場全体の中で最大規模を誇り、世界中の取引所で高い流動性があります。初めての暗号資産として選ぶ方が多い銘柄です。
イーサリアム(ETH)
スマートコントラクト機能を世界に広めたプラットフォーム系暗号資産です。2022年9月にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)方式へ移行(The Merge)し、ステーキングによる報酬受け取りが可能になりました。DeFiやNFTなど多くのサービスがイーサリアムのネットワーク上で動いており、エコシステムの広さが大きな強みです。
XRP(リップル)
高速かつ低コストな国際送金を目的として設計された暗号資産です。1件の送金が3〜5秒程度で完了し、手数料も非常に低い水準に抑えられています。Ripple社の国際送金ネットワーク「Ripple Payments(旧RippleNet)」には世界300社以上の金融機関が参加しており、決済インフラとしての活用が進んでいます。
ソラナ(SOL)
高速処理と低い取引手数料を強みとするプラットフォーム系暗号資産です。実測ベースで1秒あたり数千件規模の処理が可能とされており、DAppsやNFTプロジェクトへの採用が急増しています。PoS方式のためステーキングにも対応しており、保有しながら報酬を得られる点が注目されています。
その他の主要アルトコイン
カルダノ(ADA)は査読済み(ピアレビュー)の学術論文に基づき設計されたプラットフォームで、世界初の査読済みPoSアルゴリズム「Ouroboros(ウロボロス)」によるエネルギー効率の高さが特徴です。ポルカドット(DOT)はリレーチェーンと呼ばれる中央のチェーンに複数のパラチェーン(独立したブロックチェーン)を接続することで、異なるブロックチェーン間の相互運用を可能にする設計が強みです。いずれもステーキング対応銘柄です。
初心者が暗号資産の種類を選ぶ3つのポイント
種類が多い暗号資産の中から何を選べばよいか、初心者が判断する際に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
- 時価総額の大きな銘柄は情報が豊富で流動性が高い
- 金融庁登録の国内取引所で購入できる銘柄を選ぶことで、トラブル時の対応が整っている
- 購入後の運用方法(ステーキング・積立など)まで考慮して選ぶと、資産をより効率的に活用できる
時価総額を確認する
時価総額とは、価格に発行枚数を掛け合わせた市場全体の評価額です。時価総額が大きい銘柄は市場参加者が多く、突発的な売買による価格変動の影響を受けにくい傾向があります。初心者はまず時価総額上位の銘柄から検討するのが無難です。
金融庁登録の業者で購入できるかを確認する
日本では、暗号資産の売買は金融庁登録を受けた交換業者を通じて行うのが原則です。登録業者はJVCEAの自主規制ルールに基づき運営されており、利用者保護の体制が整っています。無登録の海外業者を利用した場合、トラブル時に日本の法律による保護を受けられない可能性があります。
購入後の運用方法を考える
暗号資産は購入して保有するだけでなく、ステーキングやレンディング、積立といった運用方法と組み合わせることで、資産を活用できます。どの銘柄がどの運用方法に対応しているかを確認してから選ぶと、運用計画が立てやすくなります。暗号資産の仕組みについてより詳しく知りたい方は、あわせてこちらのコラムもご参照ください。
CoinTradeで取引できる主な銘柄と運用方法
CoinTradeは金融庁登録済みの暗号資産交換業者(関東財務局長00025号)であり、東証プライム市場上場企業グループが運営しています。売買だけでなく、複数の運用サービスを通じて保有銘柄を活かす環境が整っています。
CoinTradeのステーキング機能「CoinTrade Stake」は、ETH・SOL・XRPなど15銘柄に対応しており、最大年率13.5%※1 での運用が可能です。ステーキングの仕組みについてはCoinTrade Stakeのサービスページでも詳しく確認できます。また、ステーキングのメリット・デメリットを詳しく知りたい方向けのコラムも参考にしてください。
積立運用では、毎月一定額を自動で購入する仕組みを利用できます。相場の上下に関わらず継続的に購入することで、取得単価を平準化する効果が期待されます。詳しくは積立運用サービスページをご覧ください。
CoinTradeのレンディング機能「CoinTrade Lending」では、保有する暗号資産をCoinTradeに貸し出すことで貸出報酬を受け取れるサービスも提供しています。詳しくはCoinTrade Lendingのサービスページをご確認ください。
暗号資産への投資には価格変動リスクが伴います。ステーキングやレンディングは報酬を得られる可能性がある一方、元本割れや運用期間中の流動性制限が生じる場合があります。余裕資金の範囲内で、リスクを十分に理解したうえでご利用ください。税務上の取り扱いについては国税庁の暗号資産に関するFAQもご確認ください。
よくある質問
Q暗号資産にはいくつ種類がありますか?
世界全体では数万種類以上の暗号資産が存在しています。ただし、日本国内の金融庁登録取引所で取引できる銘柄は、JVCEAのホワイトリスト審査を経た100種類超に限られます。初心者はまず国内取引所で購入できる銘柄から選ぶのが安全です。
Q初心者はどの暗号資産から始めるのがよいですか?
時価総額が大きく、取引量の多いビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)から始めるのが一般的です。流動性が高く情報も豊富なため、初めての方でも判断材料を集めやすい環境があります。ただし価格変動リスクは常に伴います。余裕資金の範囲内で少額からスタートすることをおすすめします。
Qビットコインとアルトコインの違いは何ですか?
ビットコイン(BTC)は2009年に登場した最初の暗号資産です。アルトコインとは「ビットコイン以外のすべての暗号資産」を指す総称で、イーサリアムやXRP、ソラナなどが含まれます。アルトコインはそれぞれ独自の技術や用途を持ち、スマートコントラクト・高速送金・DeFiなど多様な特徴があります。
Q暗号資産はどこで購入できますか?金融庁登録とは何ですか?
暗号資産は暗号資産交換業者(取引所)を通じて購入できます。日本では資金決済法により、取引所は金融庁への登録が義務付けられています。金融庁登録業者は利用者保護のルールに基づき運営されており、未登録の海外取引所と比べてトラブル時の対応が整っています。CoinTradeも金融庁登録済みの事業者(関東財務局長00025号)です。口座開設の流れはこちらのページでご確認いただけます。
Q暗号資産を保有するだけで収益を得る方法はありますか?
はい、ステーキングとレンディングという2つの主な方法があります。ステーキングは保有する暗号資産をブロックチェーンの運営に提供し、報酬を受け取る仕組みです。レンディングは暗号資産を事業者に貸し出すサービスです。いずれも収益を得られる可能性がある一方で、元本割れや流動性リスクなどを伴います。仕組みを十分に理解したうえで利用することが大切です。詳しくはステーキングの解説ページもご参照ください。
まとめ
- 暗号資産は世界に数万種類あるが、日本国内で安全に取引できるのは金融庁登録取引所が扱う100種類超の銘柄
- 銘柄は「決済・送金系」「プラットフォーム系」「ステーブルコイン」の3つに大別できる
- 初心者は時価総額の大きなビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)から始めるのが一般的
- 購入後の運用方法(ステーキング・積立・レンディング)まで考慮して銘柄を選ぶと、資産活用の幅が広がる
- CoinTradeでは15銘柄のステーキングに対応しており、金融庁登録の安心できる環境で暗号資産を始められる
※1 2026年5月25日現在。年率は変動する場合があります。最新情報はCoinTrade Stakeのサービスページをご確認ください。