第8回 イーサリアムキラー 後編

第8回 イーサリアムキラー 後編

公開日

暗号資産?
よくわかんないけど怖い。
なんか難しそう。

そんな印象を持っている方もまだまだたくさんいると思います。

この連載では、暗号資産企業に勤める『中の人』がお客様の目線で「暗号資産の投資体験」をすることで、改めて暗号資産の疑問や不安と向き合い、解消していくことを目指します。

今回は、前編に続けて「イーサリアムキラー」と呼ばれる、イーサリアムのライバル銘柄を紹介していきます。

1. 最も速くて拡張性が高い「アバランチ(AVAX)」

まずは、アバランチ(AVAX)について紹介します。

アバランチは「イーサリアムの良さを活かしつつ、もっと便利で拡張しやすくした超高速インフラ」です。主な魅力と特徴を4つにまとめました。

① 渋滞を起こさない「3つの専門チェーン」
用途の異なる3つのチェーンを並行して動かすことで負荷を分散し、決済確定「1秒未満」という驚異的なスピードを実現しています。(※BTCは約60分)

  • Xチェーン(送金・取引専用): 余計なプログラムを動かさず、爆速でトークンを送受金。
  • Cチェーン(アプリ・契約専用): イーサリアムの仕組み(EVM)をそのままコピーしてアプリを動かす。
  • Pチェーン(管理・特注専用): ステーキングの管理や、後述の「サブネット」を作る土台。
💡 なぜCチェーンが使われるのか?(EVM互換)
EVMとは「ブロックチェーン界のAndroid OS」です。同じOSを搭載しているため、イーサリアム用に作ったプログラムをそのまま動かせます。アドレスも同じ「0x...」で管理できるため、システム改修の手間がありません。
※CoinTradeでのAVAX入出金も、このCチェーンに対応しています。

② 企業専用のVIPレーン「サブネット」と魔法の通信「AWM」
大人気ゲームなどが原因でチェーン全体が混雑しても、Pチェーンを使って「自社専用の独立チェーン(サブネット)」を作れば渋滞を回避できます。
さらに「AWM(ワープメッセージング)」という通信機能により、無数にある独立チェーン同士をハッキングのリスクなく直接・安全に繋ぐことができます。これにより、孤立することなく巨大な1つの経済圏を築けるのが強みです。

③ 名前の由来:「雪崩」のように伝染する噂話システム
アバランチ(Avalanche=雪崩)という名の由来は、爆速で合意形成を行う独自の承認フローにあります。
1万人のスタジアムで意見を1つにまとめる場合を考えてみます。

従来の方式 全員で一斉に叫び合うため、通信が重くなり時間がかかる。
アバランチ方式 ランダムに選んだ「5人」だけに聞き、多数派に寝返る。これを全員で同時に繰り返す。

みんなが多数派へ寝返っていくため、山から雪が転がり落ちて巨大な「雪崩」になるように、一瞬(1秒未満)で全員の意見が統一されます。参加者が増えても「質問するのは常に5人だけ」なので、処理速度が一切落ちません。

④ 使われるほど希少価値が上がる「100%バーン」設計
AVAXにはビットコインと同じく最大発行枚数(7.2億枚)の上限があります。さらに、ネットワークで支払われたガス代は誰の懐にも入らず、「100%すべて燃やされて消滅(バーン)」します。
つまり、アバランチのエコシステムが盛り上がって使われるほど、世の中に出回るAVAXの枚数が減り、1枚あたりの希少価値が上がりやすい投資的魅力も備えています。

2. すべてのチェーンを安全に繋ぐ「ポルカドット(DOT)」

次に、ポルカドット(DOT)を紹介します。

ポルカドットは「イーサリアムを倒す」のではなく、「すべてのブロックチェーンを安全に繋ぎ、1つの巨大なネットワークを作る」という独自の野望を持つハブ(レイヤー0)です。創設者は、イーサリアムの共同創設者でスマートコントラクト言語(Solidity)の開発者でもあるギャビン・ウッド氏です。

① 役割を分担する「2つのブロックチェーン」
ポルカドットの根幹は、安全管理に特化した「リレーチェーン」と、実務を処理する「パラチェーン」の完璧な連携にあります。

  • リレーチェーン(管制塔): アプリの処理はあえて行わず、全体セキュリティと交通整理に100%集中する心臓部。
  • パラチェーン(専門の街): DeFiやゲームなどのビジネスを処理。リレーチェーンの強力なセキュリティ(NPoS)をそのまま借りられるため、アプリ開発に専念可能。
💡 2つが組み合わさるメリット

・安全な直接通信(XCM): 危険な外部ブリッジを使わず、異なるチェーン間でデータや資産を安全かつ一瞬で移動。

・並列処理で渋滞ゼロ: 各パラチェーンが同時に作業を進められるため、ネットワーク全体が爆速に。

② 富の集中を防ぐ「天才的な選挙システム(NPoS)」
合意形成には「NPoS(指名型PoS)」を採用。一部の巨大な事業者に資金や権力が集中するのをシステムレベルで防いでいます。

プロ(バリデーター)と市民(ノミネーター): 市民は信頼できるプロを最大16人指名してDOTを預けて応援。
自動のパワー分散: システムが自動調整し、選ばれたプロたちのパワーが「均等」になるよう票を分散。少人数による乗っ取りを防ぎます。
連帯責任ペナルティ: 応援したプロがサボったり不正をすると、投票した市民のDOTも一緒に没収(スラッシング)されるため、全員が真剣に優秀なプロを選びます。

③ フォーク(分裂)しない「自動アップデート」
一般的なチェーンはルール変更時に「ハードフォーク(チェーンの分裂)」という大きなトラブルが起きますが、ポルカドットはスマホアプリのようにネットワークを停止・分裂させることなくスムーズに自動アップデートできる技術(フォークレス・アプデ)を備えています。

CoinTrade(コイントレード)

CoinTradeへようこそ

ここからは、
CoinTradeのウェブサイトです。
このサイトの前にご覧いただいていたウェブサイトは当社が作成したものではなく、掲載されている感想や評価等は作成者より管理されており、当社が保証するものではありません。