この記事はこんな方におすすめ!

  • ソラナ(SOL)がどんな暗号資産か基礎から知りたい方
  • ソラナの特徴や将来性を把握したい方
  • ソラナのリスクやデメリットも踏まえて判断したい方
  • ソラナを実際に購入・保有する方法を知りたい方

ソラナ(SOL)は独自技術による高速な処理と低い手数料で知られる暗号資産で、DeFiやNFTなど幅広い用途に利用が広がっています。一方で過去にはネットワーク障害も発生しており、特徴とリスクの両方を踏まえて将来性を見極めることが大切です。本記事では、ソラナの基本的な仕組みから特徴・デメリット、今後の将来性、購入方法までをわかりやすく整理します。

執筆:CoinTradeコラム編集部

目次

    ソラナ(SOL)とは?暗号資産としての基本情報

    開発の背景とネイティブトークンSOL

    ソラナは、元Qualcomm・Dropboxのエンジニアであるアナトリー・ヤコベンコ氏が中心となって設計したブロックチェーンです。2017年11月に発表されたホワイトペーパーでは、独自技術であるProof of History(PoH)の構想が示されました。その後2018年から2019年にかけて複数のテストネットが重ねられ、2020年3月にメインネットベータが正式にローンチしています。ネイティブトークンのSOLは、取引手数料の支払いやステーキングに使われるほか、ネットワーク上のガバナンスにも関わるトークンです。

    Proof of History(PoH)による高速処理の仕組み

    ビットコインやイーサリアムでは、ノード間で取引の順序について合意するまでの時間が、処理速度のボトルネックになりやすいという課題があります。これに対し、ソラナが採用するPoHは、取引が発生した順序と経過時間をあらかじめ暗号学的に記録しておく独自の仕組みです。各ノードが取引の順序を個別に検証する手間を減らせるため、処理速度の向上につながります。実際、ブロックタイムは約0.4秒と短く、他の主要なブロックチェーンと比べても高速な部類に入ります。

    PoS(Proof of Stake)とバリデーターの役割

    ソラナはPoHに加えて、PoS(Proof of Stake)を組み合わせたコンセンサスの仕組みを採用しています。バリデーターと呼ばれる参加者が、SOLを担保として取引の検証・承認を担う立場です。バリデーターはPoHが記録した順序をもとに、実際の取引内容が正しいかどうかを検証します。こうした検証作業の対価として、バリデーターやSOLを委任した保有者はステーキング報酬を受け取ることができます。

    ソラナ(SOL)の特徴・メリット

    ソラナには、処理速度や手数料、エコシステムの広がりといった観点で複数の特徴があります。

    高速処理と低い取引手数料

    ソラナは理論上、1秒あたり約4,000件の取引を処理できるとされ、実際の稼働状況でも約3,000〜5,000件程度を処理しています。比較として、ビットコインは1秒あたり約6件、イーサリアムは約15件程度の処理能力とされ、ソラナの処理速度は際立って高い水準です。これにより、送金やトークンのスワップにかかる基本的なネットワーク手数料は0.000005SOL、金額にすると0.0005ドル程度と非常に低く抑えられています。処理速度の速さと手数料の低さは、少額決済や頻繁な売買が発生する用途で活きやすい特性です。

    DApps・DeFi・NFTなど幅広いエコシステム

    ソラナ上では、DeFi(分散型金融)やNFT、ゲームなど幅広い分野のDApps(分散型アプリ)が開発・運用されています。処理速度の速さと手数料の低さを生かせるため、高頻度の取引が発生するアプリケーションとの相性が良い点も特徴です。実際に、分散型取引所(DEX)やNFTマーケットプレイスなど、代表的なサービスも複数稼働しています。こうしたエコシステムの広がりから、開発者コミュニティの活発さがうかがえるでしょう。

    ソラナ(SOL)のデメリット・リスク

    特徴やメリットがある一方で、ソラナには押さえておきたいデメリットやリスクもあります。

    過去に発生したネットワーク障害

    ソラナは、これまでに複数回のネットワーク障害を経験しています。2021年9月14日には、約17時間にわたるネットワーク停止が発生しました。2022年には1月・6月・9月と、断続的にネットワークが不安定になる事象が起きています。2023年2月25日にはクラスタが不安定化し、約2日間にわたって影響が続きました。さらに2024年2月6日には、JIT(Just-In-Time)キャッシュのバグにより約5時間のネットワーク停止が発生しています。こうしたネットワーク障害の履歴は、ソラナの安定性に対する懸念として指摘されることがあります。

    ボラティリティの大きさ

    ソラナは、値動きの大きさもリスクとして知っておく必要があります。2022年11月のFTX破綻の影響で、ソラナの価格は一時8.3ドル、日本円で約1,180円付近まで下落しました。約1か月間で50%を超える下落となり、同時期のイーサリアム(21.3%減)やビットコイン(17.6%減)よりも下落幅が大きくなっています。一方で2025年1月19日には294.85ドル、約43,030円の過去最高値を更新するなど、値動きの振れ幅は非常に大きいのが実情です。

    注意

    ソラナをはじめとする暗号資産は、短期間で価格が大きく上下する傾向があります。実際に投資する際は、余剰資金の範囲内で行ってください。

    ソラナ(SOL)のこれまでの価格推移

    ここからは、ソラナの価格がこれまでどのように推移してきたのかを振り返ります。

    誕生からDeFiブームでの急成長

    ソラナは2020年3月にメインネットベータをローンチし、2020年末時点の価格は1SOLあたり約150円でした。2021年に入るとDeFi(分散型金融)ブームを背景に価格が急上昇し、同年4月には5,000円、8月には10,000円を突破しています。そして2021年11月には、当時の過去最高値となる29,483円を記録しました。この急成長の背景には、処理速度の速さを生かしたDeFi・NFTサービスの拡大があったと考えられます。

    FTX破綻を経た暴落と回復

    2022年11月、大手暗号資産取引所FTXの経営破綻が明らかになると、ソラナの価格は急落しました。国内でも11月初旬に5,000円前後だった価格が同月中には2,000円前後まで下落し、1か月で約60%下落したと報じられています(※1)。FTXやその関連会社が大量のSOLを保有していたことも、下落幅が大きくなった一因とされています。下落はその後も続き、2022年末には8.3ドル、約1,180円付近まで値を下げ、年間を通じて10ドルを下回る水準まで落ち込みました。

    しかし、2023年以降は段階的に回復し、2023年末には約14,000円まで値を戻しています。さらに2024年3月には約30,000円、同年11月22日には2021年の最高値を上回る約264ドル、約40,000円を記録しました。

    ミームコインブームによる価格上昇

    2024年1月にローンチされたpump.funは、専門知識がなくても手軽にミームコインを発行できるプラットフォームとして急速に利用が広がりました。2024年10月から2025年1月にかけては、ミームコイン取引全体の94.9%がソラナ上で行われたとされています。この期間には新規アドレスが1,700万以上増加し、960万を超える新たなトークンが発行されました。ソラナ上のTVL(預かり資産総額)も、2023年末の10億ドル未満から2025年初頭には150億ドル超まで急増しています。2025年1月にはトランプ氏に関連するミームコイン「TRUMP」の発行も話題となり、同月19日には294.85ドルの過去最高値を更新しました。一方で、このようなミームコイン中心の値動きは、投機的な性格が強いとの指摘も呼んだとも考えられます。

    ソラナ(SOL)の将来性・今後の展望

    ソラナの将来性を考える上では、制度面と技術面の両方の動きに注目する必要があります。

    現物ETF承認と機関投資家の参入期待

    2025年秋以降、米国ではXRP・DOGE・SOL・LTC・HBARなどの現物ETFが相次いで上場を開始しました。ソラナの現物ETFは、Bitwise(BSOL)・Grayscale(GSOL)・VanEck(VSOL)・Fidelity(FSOL)など、複数の運用会社から上場しています。FidelityのFSOLは2025年11月、ステーキング機能を組み込んだ初のソラナ現物ETFとして上場しました。2026年3月には米SECとCFTCがソラナを含む16銘柄を「デジタルコモディティ」に分類し、規制上の位置づけが明確になっています。2026年7月にはモルガン・スタンレーもステーキング対応のソラナETP「MSOL」の提供を開始するなど、参入する金融機関が増えています(※2)。

    銘柄 運用会社 特徴
    BSOL Bitwise ソラナの現物ETF
    GSOL Grayscale ソラナの現物ETF
    VSOL VanEck ソラナの現物ETF
    FSOL Fidelity ステーキング機能を組み込んだ初のソラナ現物ETF

    ※上場状況は2026年8月時点の情報です

    Firedancerなどネットワーク改善の取り組み

    ソラナは過去に複数回のネットワーク障害を経験してきたことから、安定性の向上が課題とされてきました。この課題に対応する形で登場したのが、Jump Cryptoが開発を進めてきた新しいバリデータクライアント「Firedancer」です。2025年12月にメインネットで稼働を開始しており、テスト環境では1秒あたり100万件を超える取引処理能力を示したとされています(※3)。既存のクライアントとは異なる実装のバリデータが稼働することで、特定のソフトウェアに依存しない耐障害性の向上が期待されています。ただし稼働開始からまだ日が浅く、全体のバリデータに占める割合は限定的であり、普及には一定の時間がかかる見込みです。

    実社会でのユースケース拡大

    ソラナは、決済やステーブルコイン発行の基盤としても採用が進んでいます。また、現実資産(RWA)をトークン化する分野でも存在感を高めており、2026年第2四半期にはソラナ上のトークン化資産総額が57億7,000万ドルに達し、前四半期比114%増となりました。このうちトークン化された株式だけで48億ドルを占めており、6四半期連続の成長が続いているとされています(※4)。低い取引手数料と高速処理が、頻繁な決済や少額のトークン化資産の取り扱いに向いていると評価されている点も強みです。こうした実用面での採用拡大は、価格変動とは別の角度からソラナの将来性を支える材料になり得ます。

    ソラナ(SOL)の買い方

    最後に、ソラナを実際に購入する際の考え方を紹介します。

    暗号資産を購入する際に確認したいポイント

    暗号資産を購入する事業者を選ぶ際には、いくつか確認しておきたいポイントがあります。取扱銘柄の種類や、外部ウォレットへの送付に対応しているかどうかは事業者によって異なるため、事前の確認が欠かせません。また、販売所と取引所ではサービスの形態が異なるため、それぞれの特徴を理解した上で選ぶ必要があるでしょう。加えて、セキュリティ対策やアプリの操作性も、長く使う上での比較ポイントです。

    CoinTradeでソラナを購入・ステーキングする方法

    CoinTradeでは、取扱銘柄の一つとしてソラナを扱っており、外部ウォレットへの送付・受取にも対応しています。また、毎日または毎月(5日・15日・25日)のサイクルで積立設定ができ、少額から取引を始められるのも特徴です。ソラナはCoinTrade Stake(ステーキングサービス)の対象銘柄にも含まれているため、複雑な操作なしにステーキング報酬を受け取ることもできます。

    1. 1
      アプリをダウンロードして口座開設

      マイナンバーカード等のICチップをスマートフォンで読み取って本人確認を行い、口座を開設する

    2. 2
      日本円を入金

      指定された口座への振込を行い、購入資金を準備する

    3. 3
      ソラナ(SOL)を購入

      アプリの売買画面からソラナを選択して購入する

    4. 4
      必要に応じてステーキングを申請

      ステーキング画面から申請し、報酬を受け取る

    よくある質問

    Qソラナ(SOL)とはどんな暗号資産ですか?

    ソラナは、Proof of History(PoH)という独自の技術によって高速な処理と低い手数料を実現した暗号資産です。DeFiやNFT、ゲームなど幅広い分野のDApps(分散型アプリ)が開発される基盤としても利用されています。

    Qソラナ(SOL)と他の暗号資産の違いは何ですか?

    ビットコインやイーサリアムは、取引の順序についてノード間で合意するまでの時間が処理速度の制約になりやすい仕組みです。ソラナはPoHによって取引の順序をあらかじめ記録するため、他の主要な暗号資産よりも高速かつ低コストな処理を実現しやすいという違いがあります。

    Qソラナ(SOL)の将来性は高いですか?

    2025年秋以降、米国では複数の運用会社からソラナの現物ETFが上場するなど、制度面での環境整備が進んでいます。Firedancerによるネットワーク改善やRWA分野での採用拡大といった技術・実用面の動きもあわせて、将来性を判断する材料になります。

    Qソラナ(SOL)にはどんなリスクがありますか?

    ソラナは過去に複数回のネットワーク障害を経験しており、安定性への懸念が指摘されることがあります。また、FTX破綻時には価格が大きく下落するなど、値動きの振れ幅が大きい点もリスクとして知っておく必要があります。

    Qソラナ(SOL)は少額からでも購入できますか?

    CoinTradeをはじめとする国内の事業者では、ソラナを少額から購入できるサービスが用意されています。まとまった資金がなくても、無理のない範囲で保有を始めることが可能です。

    まとめ

    • ソラナはPoHという独自技術で高速処理を実現する暗号資産である
    • 低コストと幅広いエコシステムが強みである
    • ネットワーク障害やボラティリティはリスクとして残る
    • 価格はDeFiブーム・FTX破綻・ミームコインブームを経て急成長と暴落を繰り返してきた
    • ETF承認や技術改善が将来性を左右する
    • 国内の暗号資産交換業者で少額から購入・ステーキングが可能である

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    ※1 出典:iforex.jpn.com「FTX破綻の影響が大きいソラナ」(2022年11月17日) ※2 出典:coinpost.jp「アルトコイン現物ETF一覧【2026年最新】」 ※3 出典:TradingView(Coinpedia)「Solana's Firedancer Goes Live on Mainnet After 3 Years」 ※4 出典:Bitcoin News「ソラナ(Solana)のトークン化資産は第2四半期に過去最高の58億ドルを記録し、株式取引高は4倍に増加して114%の伸びとなりました。」(2026年7月21日)