この記事はこんな方におすすめ!

  • SOLのステーキングでどれくらい報酬が得られるか知りたい方
  • SOLステーキングをどこで始めればよいか迷っている方
  • 預けている間に売却できるのか気になっている方
  • 暗号資産を保有したまま報酬を受け取る方法を探している方

SOLを預けて報酬を得る方法を調べると、情報源によって年率の数字がばらついて戸惑うかもしれません。SOL(ソラナ)のステーキングは機材を用意せず検証に参加できる仕組みで、この記事では報酬が生まれる流れ、預け方、年率の読み方、注意点、始め方を整理します。

執筆:CoinTradeコラム編集部

目次

    SOLステーキングの仕組みと報酬の出どころ

    ステーキングとは、保有する暗号資産をネットワークに預け、対価として報酬を受け取れる仕組みです。数量が増える点は預金の利息と似ていますが、元本や利率は約束されていません。仕組み全体は暗号資産のステーキングとはで解説しています。

    SOLのステーキングが成り立つのは、ソラナ(Solana)がPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という、預けた量に応じて検証の役割を割り振る方式を採るためです。検証を担う参加者はバリデーターと呼ばれ、報酬を得るために自分でサーバーを持つ必要はありません。保有者は預け先を指定する委任(デリゲート)を行うだけで、ウォレットから委任する場合は資金も自分の管理下に残ります。

    報酬が計算されるのは、「エポック」と呼ばれる約2〜3日の区切りごとです。ただし委任の直後は1エポック分の準備期間があり、当日から報酬は発生しません。

    報酬の元手になるのは、ネットワークが新しく発行するSOLです。発行率は当初の年8%から毎年15%ずつ下がる設計で、2026年8月時点では年3.7%程度まで低下しました。

    新しく発行されたSOLは、預けている人だけで分け合います。SOLを持っているだけの人には配られません。

    預けられているのは流通量の約7割なので、発行率が3.7%でも、預けた人が受け取る年率は5%前後になります。これに取引の並べ替えから生まれる追加の収入(MEV)も上乗せされます(※1)。

    SOLステーキングの3つの方法

    SOLを預ける方法は3つあり、手間と管理の責任の重さが異なります。仕組みは共通しており、どこまで自分で管理を担うかが判断の軸です。

    暗号資産交換業者のサービスに預ける

    手間の少なさを優先するなら、暗号資産交換業者が提供するステーキングのサービスがあります。預け先の選定や技術的な管理は事業者が担い、利用者は申請するだけで済みます。預け先は自分で指名できず、報酬の反映頻度や引き出せるまでの期間も事業者ごとに違うでしょう。

    ウォレットからバリデーターに委任する

    預け先を選ぶ自由度を重視するなら、ウォレットからバリデーターへ直接委任できます。稼働率や手数料を見ながら預け先を選び、後から入れ替えられます。ただし資産を動かす鍵である秘密鍵は自分で管理し、送金手数料や預け先を調べる手間もかかるでしょう。種類ごとの違いは暗号資産ウォレットの種類と選び方で整理しています。

    リキッドステーキングで預ける

    預けている間も資産を動かしたい場合の選択肢が、リキッドステーキングです。預けた証明として別のトークンを受け取る仕組みで、Jito(ジト)のJitoSOLのように追加の収入を上乗せする設計もあります。受け取ったトークンはDeFiと呼ばれる分散型の金融サービスでも動かせますが、プログラムの不具合という別のリスクは避けられません。

    SOLステーキングの利回りの目安

    ネットワーク全体のステーキング年率は、2026年8月時点で年5%前後です(※1)。これは固定された利率ではないため、この数字がそのまま毎年受け取れるとは限りません。

    手元に残る額を左右するのは、新しく発行されるSOLの量、預けられた総量、預け先が受け取る手数料の3つです。預け先は報酬の5〜10%程度を手数料として受け取るため、報酬の全額が保有者に渡るわけではありません。

    全体の年率が5%前後なら、この手数料を引いた後に手元に残るのはおおむね4.8〜5.0%です。税金は、これとは別に受け取った報酬にかかります。

    他の情報源で7%以上の数字を見かけることもありました。手数料を引く前の表示や、追加の収入が上乗せされた時期の数値である場合があり、単純には比べられません。年率が増やすのはSOLの数量で、日本円での評価額は保証されません。

    確認する項目 内容 見るときのポイント
    ネットワーク全体の年率 年5%前後(変動) 報酬の総額から計算した数値
    手元に残る目安 預け先の手数料を引いた後 おおむね4.8〜5.0%
    報酬の受け取り 約2〜3日の区切りごとに元本へ加算 自動で複利になる

    SOLステーキングの注意点とリスク

    報酬を受け取る仕組みには、預ける前に知りたい制約もあります。資産を動かせない期間、罰則、税金の3つが要点です。

    解除してから引き出せるまでの待機期間

    委任を解除したSOLが動かせる状態に戻るまでには、1エポック分の待機期間が必要です。おおむね2〜3日ですが、1エポックに解除できる量には上限があり、混雑時はさらに延びる場合もあります。交換業者では、事業者側の手続きの日数が加わる点も見落とせません。その間は相場が動いても売却できないため、当面使わない余裕資金の範囲で始めるとよいでしょう。

    スラッシングの現状と預け先の選び方

    PoSのネットワークでは、ルール違反をした参加者の預かり資産が減らされるスラッシングという罰則が一般的です。ただし2026年8月時点のソラナでは、プロトコルが自動的に資産を没収する仕組みはまだ有効になっていません。違反の証拠を記録する仕組み(SIMD-0204)の整備が進み、罰則を定める提案(SIMD-0212)は議論が続く段階で、導入後は預け先選びがより重要になります。現状でも稼働率の低い預け先では受け取れる報酬が減ります。

    報酬にかかる税金の扱い

    ステーキングの報酬は、受け取った時点の時価で所得として扱われます。現行制度では雑所得として総合課税の対象で、住民税を含めると負担は最大55%程度です。2026年3月に公布された改正所得税法などにより、暗号資産の譲渡益は20.315%の申告分離課税へ移行する方針が示されました。一方でステーキングの報酬は現時点では対象外とされ、引き続き雑所得として扱われる見通しです。詳細は暗号資産の分離課税とは?2028年施行の新税制で解説しています。売却前でも所得になるため、報酬額は記録しておきましょう。

    SOLステーキングの始め方と手順

    SOLは国内でも金融庁登録の暗号資産交換業者が日本円建てで取り扱い、ステーキングまで同じアプリで完結できるサービスもあります。自分でウォレットを用意する方法より、必要な準備は少なくて済みます。

    交換業者のサービスで始める流れ

    サービスを使う場合は、SOLを購入して保有した状態でステーキングを申請し、報酬の反映を待つ形です。口座に置いたまま運用できるため、送金の操作や預け先の調査は必要ありません。確認したいのは引き出せるまでの期間、報酬の反映頻度、最低数量の3点です。対象銘柄や条件はCoinTradeのステーキングのような公式ページで確認できます。

    CoinTradeでSOLをステーキングする流れ

    CoinTradeでは、日本円でのSOL購入からステーキング申請までを1つのアプリで完結できます。SOLのステーキングは対象銘柄に含まれ、想定年率は最大4.9%と示されています(※1)。手数料を引いた後に残る4.8〜5.0%という目安に収まる水準で、ウォレットへ送金する手間や送金手数料もかかりません。運用期間は無期限でいつでも解除を申請でき、報酬は複利で運用されます。売買手数料は購入も売却も0円で口座開設と維持も無料、販売所の方式のため買値と売値の差であるスプレッドが実質的なコストです。

    1. 1
      口座を開設する

      メールアドレスを登録し、スマートフォンで本人確認書類のICチップを読み取り、提出します。提出後は事業者側で確認が行われます。

    2. 2
      日本円を入金する

      指定された口座へ振り込み、購入に使う資金を用意します。

    3. 3
      SOLを購入する

      売買画面でSOLを選び、必要な数量を購入します。

    4. 4
      ステーキングを申請する

      ステーキング画面から申請すると運用が始まり、報酬が自動で加算されます。

    よくある質問

    QSOLのステーキングでは報酬をどのくらいの頻度で受け取れますか?

    報酬はエポックと呼ばれる約2〜3日の区切りごとに計算され、元本に自動で加算されます。反映頻度は交換業者ごとに異なります。

    QSOLステーキングの利回りはどのくらいが目安ですか?

    ネットワーク全体で見た年率は、2026年8月時点で年5%前後です。預け先の手数料が報酬の5〜10%程度引かれるため、手元に残る目安はおおむね4.8〜5.0%です。いずれも変動し、表示された数値の単純な比較には向きません。

    Qステーキング中のSOLはいつでも売却できますか?

    解除を申請してから引き出せる状態に戻るまでに、おおむね2〜3日の待機期間があります。その間は相場が動いても売却できないため、当面使わない資金で始めるとよいでしょう。

    QSOLのステーキングにスラッシングのリスクはありますか?

    プロトコルが自動的に資産を没収するスラッシングの仕組みは、2026年8月時点のソラナでは有効になっていません。ただし預け先の稼働率が低いと、受け取れる報酬は減ります。

    QSOLステーキングの報酬に税金はかかりますか?

    報酬は受け取った時点の時価で所得として扱われます。現行制度では雑所得として総合課税の対象で、売却前でも課税されるため記録が要ります。2028年に予定される申告分離課税への移行では、現時点の改正内容に報酬は含まれていません。

    まとめ

    • SOLのステーキングは委任で参加でき、資産は自分の管理下に残る
    • 報酬は約2〜3日のエポックごとに元本へ加算され、原資は新規発行とMEV
    • 預け方は交換業者のサービス、ウォレットからの委任、リキッドステーキングの3種類
    • 年率は変動し、全体で年5%前後、手数料を引いた手元の目安は4.8〜5.0%
    • 解除後の待機期間は2〜3日、スラッシングは2026年8月時点で未導入
    • 報酬は受け取った時点で雑所得として課税され、分離課税の対象外となる見通し

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    ※1 年率・発行率・ステーキング比率は2026年8月時点の情報であり、変動します。最新情報は各公式サイトでご確認ください。